2011/4/19 火曜日

【書評】これがリアルな中国‐中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか

Filed under: 書評:その他 — joshiben @ 21:10:40
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こんにちは。
勉子です!

今日は、2003年に北京大学に単身留学し、
8年に渡って新聞・雑誌・ブログで
発信を続けてきた、中国でもっとも有名な日本人と言われる
加藤嘉一さんの日本デビュー作、
『中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか』をご紹介します!

今回はスペシャルバージョンで、
『ツイッターノミクス』に続く二カ国語でお送りします!
中国語バージョンと日本語バージョンで
お楽しみ下さいね。

何故、勉子が今この本を取り上げるのかというと、
ことは、「尖閣諸島中国漁船衝突映像流出事件」にまで
さかのぼります。

2010年10月、
「尖閣諸島中国漁船衝突映像流出事件」で、
中国と日本の関係が悪化していました。
私は中国のことが好きでも嫌いでもありませんが、
「このまま中国に対してイメージをどんどん悪化させていっても
関係はよくならないのではないか?」と思い悩んでおりました。
そんな時、加藤嘉一さんの存在を知ったのです。

中国でもっとも有名な日本人の加藤さん。
彼の書いたコラムはとても鋭い視点で、
彼の本をもっと読んでみたいと思ったのですが、
残念ながら出ている本は中国語のみ…。

そこで知り合いの編集者さんである、
ディスカヴァーさんの三谷さんとTwitterで会話をしていた時に、
加藤さんの本が読みたいことを伝えたのです。
三谷さんは、その少し前に出された『国境なき大学選び』という本に
加藤さんが登場していたので、
加藤さんの企画を考えていたらしく、
私の一言が、背中を押したと言って下さいました。

そう、あの時夢みた加藤さんの本が
ディスカヴァーさんから三谷さんの編集で出版されたのですよ!

そりぁー、4コマを中国語で書くでしょう!!

本の内容は私が期待した通り、
リアルな中国が書かれていました。
さっそくご紹介しましょう!

【勉子の付箋ポイント】

■ 中国人は家での生活を大切にする

日本と比べると、中国人の部屋はいつもきれいに片付いている。日本の若者男性の部屋のように、足の踏み場がないということはない。(中略)
なかには、日本人男性と同じようにぐちゃぐちゃな部屋もあるが、全体としては、男女を問わず、中国人は自分の私的空間を大事にしている。
家に帰ると、公共野庭でふるまるよういな大胆さや野蛮さはなく、物静かに、礼儀正しくさえなるのだ。

中国というと公共ルールを守らないのが有名ですが、
この本でも公共のマナーはよくないと書かれています。
それは中国人にとって公共の場とは、
自分の権利を主張する場所であるからです。
逆に、中国人は家での生活を大切にしていて、
とても綺麗にしているし、
家では思慮深い方が多いそうです。

■ 中国は多様な国

単一性については、あらためて考えると、ぼくの中国に対する最大の誤解でした。中国はそもそも多様性にあふれた文明で、地域間には経済文化の発展レベルにも、民族間の生活様式にも、個人間の価値観にも、中央政府と地方自治体の間の志向にも、そして言語にも莫大なギャップがありました。それに気がついたのです。

中国が単一な国という印象は
私も持っていましたが、
とても多様な国なのですね。
やはりイメージで判断してはいけないですね。

■ 中国社会は、計画が変更に追いつかない

中国人は臨機応変で、土壇場で力を発揮する。なぜか本番に強い。試合に強い。トラブルにめげない。
彼らは、いつでも変化に応じようという構えで、計画に縛られるのではなく、思った通りに行動したがる。計画を立てるにしても、いつ変更されてもいいように、ものすごくゆるく立てる。

ここのところは、
中国とビジネスをされる方は
気をつけておいた方がいいですね。
計画通りにいかない国、中国。
それだけ変化が激しい国なのです。

さて、ザッとですが、
勉子の気になったポイントをピックアップしました。

ところで、この本のタイトルは
とても刺激的ですよね?

「中国人は本当にそんなに日本人がきらいなのか?」

この質問の答えは、ぜひ本書の中でみつけて下さい。
中国は多様で、とても大きい国だというのがヒントになります。

この本の、「あとがき」の加藤さんのコメントがとても好きです。

日本と中国。
日本人と中国人。両国にとっても、アジアにとっても、世界にとっても、大切な関係だ。大切にしたい関係だ。
いろんな人、考え方あるのは百も承知の上で、ぼくは言いたい。

「好き嫌いを乗り越えて、お互い上手につきあっていきましょう!」
「その先に、明るい未来があると、みんなで信じましょう!」

中国は日本のお隣さんです。
確かに日中間はさまざまな問題あります。
でも、好きや嫌いでなく、
上手に付き合っていくためにまず必要なのは、
加藤さんもおっしゃる通り、
本当の中国を知るところからなのではないでしょうか?

ぜひ、この本でリアル中国を知って下さいね。

joshiben 編集後記
お友達のマネー・ヘッタちゃんがついに
新作を出します!

『マッチポンプ売りの少女 童話が教える本当に怖いお金のこと』
http://d.hatena.ne.jp/hettachan/20110409

なんと、今回はCMまであります。
http://www.youtube.com/watch?v=QTgHrqFHhPo

いやはやすごいですね。

でも前作の『ヘッテルとフエーテル』と同様に
小難しいことを分かりやすく説明してくれてるはず!

興味のある方はぜひ読んでみて下さいね!

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< comments >
  1. ふおー!勉子さん、ワールドワイドですね~!
    Twitterでチラッと見ましたが、ベトナム語で4コマ書くならベトナム人の友達を紹介しますよ~(笑)

    今週末、ディスカヴァーのブッククラブがあるので、ゲットしてみます♪

    コメント by 踊るOL。 2011/4/20 水曜日 0:09:02

  2. 勉子さん、うれしい記事をありがとうございます!何回も読み返してしまいました。中国語での4コマ、すごく新鮮ですね!

    そうそう、この本は勉子さんに後押しされてできたと言っても過言ではないです!その節はご助言、ありがとうございました!!

    コメント by ディスカヴァー三谷 2011/4/20 水曜日 11:07:39

  3. 私は2年ほど前、中国系(って、いっしょくたにしては
    いけないですよね。中国人も多様であると…)の会社から
    販売促進用のツール作りを頼まれて、
    支払いの段になりもめたことがあります。
    金額は向こうと決めていたのに、デザインも撮影もして
    いよいよという段階で難癖つけて半分にしてくる。

    その会社とはもうやりたくないと思うと同時に、
    私も甘かったかな、と。高い授業料でした!

    でも今後は、中国に限らず、“外”の方々と商売をしていかなければ、
    日本は低成長のまま“閉じて”しまいます。

    多少のトラブルは飲み込んで、それ以上の成果を目指すのが
    (できれば長いパートナーとしての相互信頼を確立)
    ビジネスってもんでしょう!ぜんぜんできてないけど。

    コメント by 川島孝之(表参道の小さな広告屋から) 2011/4/27 水曜日 1:08:30

  4. 私は今香港に仕事で駐在して10年位になります。

    中国の方は自分の家は綺麗とありますが公共の場は汚していいのですか?
    自分さえ良かったらそれで良いみたいな考えですね。
    仕事で中国の方と接しているとなんか納得できる教育?文化です。

    ビジネスでも時間は守らない、話しは聞かないけど条件は押し付ける
    歩み寄るという事を知らない感じが仕事をしていると感じます。

    最近の中国を見ると北朝鮮なんかよりとても怖く感じます。

    コメント by う~ん 2012/9/28 金曜日 6:21:48

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